『ChiPointer』 T90Chiの画面操作が格段に楽になる!
先日購入したT90Chi。残念なことにタッチパッドやトラックポイントが搭載されておらず、タッチパネルを使うか、マウスを接続して画面を操作しないといけません。
このことが理由でT90 Chiの購入を控えている方は、この記事必見ですよ!
細かい操作はタッチパネルだと難しい
ブラウジングなど、大まかな操作で済むことであればタッチパネルでも問題ないのですが、
文章入力中の微妙なカーソル移動や小さいアイコンのクリックなどの細かい作業はタッチパネルでは難しく、ほぼマウスが必須となってしまいます。
T90 Chiは8.9インチの小型ボディが売りでもあるので、マウスを持ち歩くことで荷物が増えるのは避けたいところです。
また、電車の中でちょっと作業したい時など、マウスを使えない場合もありますよね。
『ChiPointer』を発見!
ということで、何かマウスを接続せずにマウスやトラックポイントのように操作する方法はないものかと探してみました。
そして、この「ChiPointer」を発見しました。
名前でお気づきかもしれませんが…T90 Chiでの使用を想定して作られています。
開発者のumipi(Twitter:@umipi、ブログ:UMIPIと小さなガジェットたち。。。)さんもT90 Chiユーザーで、マウス無しでマウス操作を行えるように開発して下さいました。
このChiPointerを常駐させることで、キーボード上の操作のみで、マウス使用時の各動作が可能になります。左・右クリック、中央クリックはもちろん使えますし、スクロールも出来ます。
また、カーソルを移動させる「マウスモード」と、文字入力を行う「キーボードモード」をほぼ自動で切り替えてくれるため(切り替えの挙動に関しては後述)、ストレスが少ないのも特徴です。
操作のキー配置を覚えれば、マウス無しでも細かい操作が可能になります。
基本的な使い方
では、基本的な使い方を見ていきたいと思います。
1.実行・常駐
ASUS Transbook T90chi用マウス補完アプリ「ChiPointer」公開! – UMIPIと小さなガジェットたち。。。
こちらのページ下方にある、「Dropbox – ChiPointer.zip」よりダウンロード可能です。
ダウンロードしたZipファイルを解凍後、ChiPointer.exeを実行することで常駐が始まります。
T90 Chiの起動時に同時に実行したい場合は、スタートアップフォルダにショートカットを作成しておく必要があります。
スタートアップは
C:\Users\ユーザー名\AppData\Roaming\Microsoft\Windows\Start Menu\Programs\Startup
にありますので、ここにショートカットを作成して下さい。
2.操作
使い方の説明は、Zipファイルに同梱されている「ChiPointer取説.txt」に記載されています。
その説明を表にまとめてみましたので、参考にして下さい。
キー | 動作 |
H | 左へ移動 |
J | 下へ移動 |
K | 上へ移動 |
L | 右へ移動 |
スペース | 左クリック |
;(セミコロン) | 右クリック |
N | 中央クリック |
R+J | 下スクロール |
R+K | 上スクロール |
J+K | キーボードモードからマウスモードへの切り替え |
H+L | ChiPointer有効/無効切り替えキー ※有効/無効時のタスクトレイアイコン、トーストメッセージ |
3.マウスモードとキーボードモード切り替えの挙動
こちらも「ChiPointer取説.txt」に記載されていますので、引用させて頂きます。
【マウスモード→キーボードモードへのトリガ】
キーボードでマウス操作に使っていないアルファベットおよび数字キーが押されたとき切り替わります。
(マウス操作と併用してショートカットに使用されるZ,X,C,Vは除外)
問題点としては、マウス操作キーおよびZXCVキーを利用した場合は、最初の1文字目が入りません。
【キーボードモード→マウスモードへのトリガ】
マウスカーソル移動キーである、HJKLキーのいずれかがリピート開始(長押し)されたら切り替わります。
以後、HJKLキーはカーソル移動に使用されます。
問題点として、一文字は入力されてしまいます。「H」を長押しした場合、必ず「H」が入力されます。
ただし、マウスモード時も「BackSpace」が効くため、入力されてしまった1文字は消すことが出来ます。
また、「J」+「K」でもマウスモードに切り替えられます。
使用してみた感想
タッチパッドが無い、というT90 Chi最大の欠点とも言える部分を補完できる素晴らしいソフトでした。
操作を完全に覚えたわけではないので、スムーズにいかない部分もありますが、慣れてくればマウス無しでも十分使っていけそうな気がしています。
大きいサイズのボタンやリンクはタッチで、細かい部分はChiPointerを使う、という風に使い分けを行うと、より効率よく操作できると思います。
また、不具合も特に無かったのですが、一部Twitterのキーボードショートカットが使えなくなったので記載しておきます。
ブラウザ版Twitterでは、新規ツイートのキーボードショートカットが「N」に割り当てられているのですが、ChiPointerで中央クリックが割り当てられているため、マウスモード時は新規ツイートのウインドウが出なくなりました。
もちろん、キーボードモード字やツイートボタンをタップすればいつも通りツイート出来るので問題ありませんが、最初は戸惑いました。
同様にJとKも次・前のツイートを選択出来なくなります。
他にもChiPointerで使用しているキーと被っているキーボードショートカット等がある場合、使えなくなってしまうと思いますので、注意して下さい。
最後に
ChiPointerを開発して下さった、umipiさんに感謝を申し上げたいと思います。
その他、機能を改良したテストバージョンも配信されているようなので、気になる方はTwitter、ブログをご覧になって下さい。
開発者umipiさんのTwitter、ブログ
Twitter:@umipi
ブログ:UMIPIと小さなガジェットたち。。。
ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません